野口みずきの4年間

野口のいない北京五輪

野口みずき選手のいない北京オリンピックのマラソン競技が終わりました。
大会前に優勝候補に挙げられていた中国勢、イギリスのラドクリフ選手を出し抜いてルーマニアのべテラン、トメスク選手が独走で優勝しました。
早目のスパートは野口選手が得意とする形なので、二人の激しいデッドヒートが観られなかったことが悔やまれます。

連覇に向けた4年間

今回の北京五輪では競泳の北島選手やレスリングの吉田選手など、金メダルの同一種目二連覇が多いのですが、みな必ず口にするのがこの四年間のモチベーションの維持の難しさです。
一度頂点を極めた人がさらに上を目指し続けてトレーニングすることは生易しいことではないでしょう。
しかし野口選手に関しては順調にレベルアップをして四年間を過ごせたように思えます。

アテネの金メダルはとにかく練習から「いっぱい走ること」によって作り上げられた下半身の力で勝ち取ったといわれています。
この四年間は上半身の肉体改造に取り組み、上下動の大きいダイナミックだけど負担の大きい走法でした。この四年間で上半身の筋力を付けることによって、より前傾で足に対する負担の少ない路面の堅い北京オリンピックコースにマッチした走法を完成させつつありました。
頂点を極めた後の4年間も自分のペースでトレーニングをこなし、求められる技術を着々と身につけレベルアップする姿は、アスリートに成るために生まれてきた天才なのではと感じていました。
しかし天才も人間、オーバーワークが原因で怪我をしてしまいました。

これから4年間

トップアスリートにとって怪我は選手生命に大きな影響を及ぼしますが、野口選手のこれからを当サイトも見守りたいと思います。
ロンドンでさらに進化した野口選手のいるオリンピックが見たいと切に願います。